- 2023/02/20お墓の継承
- 古いお墓によくみられる骨穴と納骨堂(納骨室)問題
こんんちはSHIGEです。
今回は前回に引き続き改装工事についてのお話です。
今年の年明けそうそうの1月3日に一本のご相談電話があり
2月の一周忌に納骨したいけど、お骨を入れるところがないから見てもらえませんか?
という内容のものでした。
墓石屋的にはだいたいの想像はつきますが、まずは現物と現場確認と云う事で
確認してきたところ、昔の作りのお墓でしたが一番上の石はしっかりした機械加
工の石でした。
横に一区画分お墓が建つスペースがあったので先代が次の跡継ぎには
そこへ新しいのを建てる流れで今回のお墓には納骨する穴を
空けていないのであろうと推測しお話をしたところ
相談主には姉弟に子供がおらず、最終は墓じまいになるかとは思うけど
両親は入れてあげたい…けど、自分たち夫婦が50代来ていないので
まだ、墓じまいには早いと考えていて既存のお墓を納骨できるように
改装して下さい!
といったご依頼でした。
合わせて戒名を彫るところもなかったので、限られた人数しか彫れない墓誌を
お付けしました。
古い機械加工されていないお墓は石質がわかりにくく、特に割れに繋がる
キズ等が見えない事もあり解体時や加工時に割れてしまう事もあるので
その辺りのリスク(割れたり、割れそうな石)はご説明し万が一は
お取り換えになる事をご説明させて頂き工事に入らせて頂いています。
今回は石質には問題ありませんでしたが、キズが見られましたが墓じまいする
時期までは施工過程上、割れてどうこうなる事はないと判断しその画像を見せ
説明をし工事完了までに至りました。
新しく建立するよりかはコスト安で、いつごろまで使用すると云う明確な
プランをお聞き出来ましたので、いろいろな判断材料を考慮させて頂いた
工事になりました。